「ホームページがないなんて、存在してないも同じ」 よく耳にする言葉ですが、僕はよくこう言います。
「豊橋でホームページなんかつくったって、誰も見ないよ」豊橋(東三河)には、地域が誇るクーポン雑誌(フリーペーパー)があります。 その名もHanamaru(はなまる)。 豊橋で、『はなまる』と言ったら、うどんでなくコレ。 月刊で、発行1週間も過ぎるとまちなかから姿を消すので、急いで取りに行かないといけない。 リクルートのクーポン雑誌HotPepper全盛期に「はなまるがあるから、ホット・ペッパーが豊橋に上陸できなかった」 と実しやかに言われるほど。 人口38万の豊橋(東三河76万人)で、発行
そんな東三河で一大勢力のHanamaruですが、そのホームページを見られている感じが全然しない。 人気ランキング1位とかのお店でも、Twitterのつぶやきが一桁とか。 これをして僕は、「ホームページを作っても誰も見ない」としています。
考えられる一番の理由は、 交通手段の違い。 東京だと、一日1時間以上乗っている電車の中でやることと言えば、携帯をいじり倒すことくらい。 そして、ドンドン厚く・重くなっていったHotPepperなんて持ち歩きたくない。 一方、豊橋のメインの交通手段は自動車。 運転中に携帯はいじれないし、車なら紙の重さも苦にならない。 だったら、紙の方が圧倒的に見やすい。 本当に多くの人が車に常備しているので、『一家に一冊』ならぬ、『一車に一冊』と僕は言います。
もう一つは、「おいしいお店を知るなら、親・友だちに聞いた方が、圧倒的に早く、そして確実」 Hanamaruも「おいしいお店」より、「新しいお店・メニュー」と「お得なクーポン」が強みだと、僕は思っています
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さて、ここからはもっとグッとローカルな話。 そんな豊橋で効く紙媒体は何か、まとめてみました。
- 広報とよはし
- 新聞記事
- クーポン雑誌(Hanamaru)
- タウン誌(世帯配布型)
- 折込チラシ
豊橋市発行12.6万部(うち、11.7万部が世帯配布)。 ほぼ全世帯配布の圧倒的なカバー率と自治体の信頼、そして、何よりちゃんと読まれてる(税金や還付金、助成情報など、読まないと損するかもしれないので)。 欠点は、締切が2ヶ月前とすごく早いことと、市の事業でないと載せられない(後援ではほぼ無理)。
2. 新聞記事
カバー率で言えば、中日新聞。他にも東愛知新聞(4.8万部)、東日新聞(約7千部)など。 広報とよはしに並ぶ信頼力と「新聞に載った」という話題性。 欠点は、情報のコントロールができない(当たり前だけど、記事であって広告でないので)ことと、記事になるのに、コツがいること。
3. クーポン雑誌(Hanamaru)
発行部数10万部。 出稿したことがないので、実感値としての効果のほどは不明。 けれども「Hanamaruに載ってないなんて、豊橋じゃ存在してないも同じ」という声を聞いたこともある。 欠点は広告なので、お金がいること。 他に、月刊SUPLi(サプリ)という媒体もあります。
4. タウン誌(世帯配布型)
PLANETS(プラネッツ)17万部、emit(えみっと)13.5万部、Chigiri(ちぎり)13.3万部、スポーツとよはしなど。 こちらも使ったことがないので、効果はよくわかりませんが、Chigiriは、毎回まちの有名人が一面のため、そこは欠かさず見るようにしています。 だいたい広告(有料)だけど、その有名人ページのように一部編集記事もあるみたいなので、そちらへの掲載を目指すのもありか。
5. 折込チラシ
折込チラシです。 あなどるなかれ、意外と読まれます。 もちろんこの地域なら、まずは中日新聞へ折込。 もちろん有料だけど、エリアと部数が指定できるのが他との違いで、それによって価格の調整も可能。 けれども、他の4つよりちゃんと読まれている印象は少ない。
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というわけで本日は、はなまる発行元のプライズメントさんの書籍(フリーペーパーではない)を紹介。 素敵ローカル情報満載です。
では!
(※Hanamaruの中の人からご指摘いただいたので、一部訂正しました。14/03/28)
<媒体情報・発行部数など参考>
http://www.870.ne.jp/
http://www.freepapers.jp/detail.php?bid=1386
http://www.higashiaichi.co.jp/corpguide/co_profile.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/東海日日新聞
http://www.web-p.info/page5.html
http://www.hoshido.co.jp/contents/emit.html
http://www.blendmd.jp/pdf/chigiri.pdf