
地元出身、東京でCMプランナーとして活躍されている先輩からのご質問。
豊橋ってなんで「ほの国」って言うようになったの?「彩の国さいたま」的に、太古に呼ばれていたものを活用ということだと思うんだけど、帰省する度に農業は盛んだけど「米どころ」でもなく「特段米はうまくない」のにと思っちゃって、なんかちぐはぐ感があるといういうか・・・。ですよねー。
「ほの国」は、古墳時代の「穂国造(ほのくにのみやつこ)」が語源。そして、東三河地域を指す言葉として、1995年に東三河広域協議会が採用。
豊橋で、もうひとつよく使われる言葉「ええじゃないか」。こちらは、江戸時代のええじゃないか騒動の発祥が、豊橋の神社(牟呂八幡宮)であったとされることが語源。そして、豊橋に縁のある作家・宗田理氏の「ええじゃないか十七歳のチャレンジ」と、その映画化(市制100周年事業)から、商工会議所を中心に積極的に多用し、現在は豊橋市も。
今や、
- ほの国号 (豊鉄バス)
- ほの国百貨店 (旧:丸栄百貨店 豊橋店)
- 穂の国とよはし芸術劇場PLAT
- 穂の国豊橋ハーフマラソン
- 穂の国青年会議所 (旧:豊川青年会議所)
- ええじゃないか豊橋 (豊橋市シティプロモーションHP)
- ええじゃないか通販 (豊橋観光コンベンション協会)
- ええじゃないか豊橋 市電の日イベント (豊橋鉄道・豊橋市)
- ええじゃないか舞踊三昧 (豊橋まつり)
- ええじゃないか豊橋サイクルフェスティバル
両方とも、ぼやっとした言葉である一方(だから使いやすいのだろうけど)、言葉の印象が真逆。
「ほの国」が、静かな安心する日常な言葉なのに対し、「ええじゃないか」が激しく、活動的で非日常。
少し外の人から見たら、「ちぐはぐ感」があるのも頷ける。
◎ 広域(東三河)のこと ⇒ ほの国 / 豊橋のこと ⇒ ええじゃないか
◎ 静的なもの(場所の名前など) ⇒ ほの国 / 動的なもの(イベントの名前など) ⇒ ええじゃないか
など、 使い分けやルールなどを決めればいいのに、それがないので・・・
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このブログのトップに使っている 『住んでほの国、失敗ええじゃないか』 は、こういう状態を少しでも解消したい気持ちと、豊橋がとても住みやすい街という事実、そして、チャレンジがしやすい=失敗を許容する寛大な街であってほしいという願いを込めた、僕からの拙い提案。
では!
<参考>
穂国造
http://ja.wikipedia.org/wiki/穂国造
ほの国ってなぁに?
http://east-mikawa.jp/honokuni/what/index.html