昨年8月に、豊橋伝統の手筒花火を上げに行った「小布施 × Summer School 2013(以下サマースクール)」のまとめ動画ができました。3:20くらいに手筒花火がちょっと登場します。是非ご覧ください。
ご支援くださったみなさま、ありがとうございます。



さて、このサマースクール、ハーバード大学の現役学生を講師として招き、全国から集まる高校生を対象に、ハーバード大学のカリキュラムを模したリベラル・アーツのセミナーを提供する5泊6日の合宿です。

自分が高校生のときに、これがあったら参加したかった。そこで僕は、後輩にもこういうサマースクールの機会を知ってほしいと、よく知っている母校の先生を訪ねました。そこで言われたことを要約すると、
高校生は忙しい。よくわからないものを告知できない。何かあったときに責任取れない。どうしてもというのなら、主催者から直接、依頼してきてほしい。
この返答は僕にとって衝撃でした。同時に、こうやって僕らは外界の情報からシャットダウンされていた、逆に言えば、誘惑から守られ勉強に集中する環境が提供されていたのだ、と実感しました。これは、自分が高校生のときにはわからなかったことです。ちなみに主催は、長野県の小布施町という自治体で、怪しいものではありません。

一方、僕は母校に感謝の気持ちを持っています。月1万円ほどの授業料(当時、今は無償化)で、塾に行かなくても、都会の中高一貫私立校の高校生たちと、3年間で大学受験の同じ土俵で勝負できるまでの体制と環境を、地方で提供し続けてくれているのですから。でも、その代償にこういう機会も逃していたのかもしれないなー、と。 

何も全校で申し込みをしてほしいとかではなく、1,000人くらいの在校生の中で、興味ある数人が申し込み、ひとりくらい参加し、豊橋では絶対会えないような人たちとの交流を通じて、刺激的な経験を積んでほしいな、と。ただ存在を知らないことには、申し込みもできないのだよね。

サマースクールは、今年も実施されるということなので、今回は主催者から、高校に案内を送ってもらえないか、相談してみたいと思います。

では! 
IMG_2511