
3.11.から今日で3年。
僕にとっても意味のある日です。
僕は、ふらいパンダ という非営利団体のメンバーの末席をしています。
ここのリーダー(代表)の話です。
というメンバー目線では、三重苦のリーダーです。
- 指示を出さない
- 連絡がつかない
- グループウェアを見ない
けれども、地震から 3年を前に、数々の支援団体が活動をやめたり、停滞している中、僕たちの団体が継続してこれたのは、このリーダーがいたからこそ。
僕は、彼に惚れています。
彼は、東北に縁もゆかりもないのに、当時の仕事をやめて、東北に行ってしまいました。
「子どもたちに、絵本のような巨大カステラを届けたい」
こいつは本当におかしいと思いました。
同じく東北に縁もゆかりもなかった僕は、彼がいなければ、きっと東北に関わることもありませんでした。もっと言えば、僕は東北を支援しているのではなく、「東北を支援している彼」を支援しているという気持ちが強い。
僕たちの団体は、当初から「3年間の活動」を目標にしていました。
そのためには、「彼が3年間、東北で活動できること」「彼が元気でい続けること」が、最重要でした。
中心的に動いているメンバーは20人ほどですが、20人が5%ずつ東京でがんばって(当時は僕も東京にいました)、東北にいる彼を支える、そんな気持ちでいました。実際は、超優秀な2人の副代表 が、ものっすごい仕事して、周りを動かしていました。もちろん、この2人の副代表も、おそらく僕以上に、彼に惚れています。
自分は動かないのに、周りが勝手に動く、理想的なリーダー像
を、この団体を通じて、僕は知りました。もちろん、代表は、
という僕らが誰もできないことをやっていて、もちろん僕らもそれを知っています。なんというか、「象徴的リーダー」というか、とにかく、いわゆるリーダーっぽいことは、ほとんどしない人間です。そのくせ、たまに話す言葉や、書く文章が、本当に人たらしで。天性のリーダーだと常々感じています。
- 仕事をやめて、東北 でボランティア活動
- 極寒の中、車の寝泊まり
- カステラづくりの実働は、誰よりも動く
自分は方向性を示し、一番のリスクを取り、あとは他に任せる。
彼以外に、こんなリーダーを見たことがなかったのですが、最近ある人物を見て、そっくりだと思いました。 それは、家入一真さん(前都知事候補)。
では!