たかしりょくちのしぜん

 高師緑地(豊橋市高師町北原)は,元陸軍の演習廠舎(しょうしゃ)があったが,戦後開拓されなかった場所である。昭和42(1967)年,24.2haが公園にされた。現在,緑地内には公民館(生活家庭館)・馬場・老人福祉センターがある。用地の中央には,国道259号と豊橋鉄道渥美線が通っている。

 全体がクロマツ林になっており,高師の台地の自然の姿を残しているとされる。クロマツの数2971本で,大きなものが多い。高さは15mを超え,太さは直径68㎝,年輪は160本を数える。これらの太い木の根元付近には,皮をはがした大きな傷が見られる。これは第2次世界大戦中に,燃料にするための松脂(まつやに)の採集をしたあとである。アカマツも見られ,その数は254本である。林に隣接して,昔のため池も見られるが,改修されて自然の趣はない。ここにはヨシやヒシが見られる。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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