たかつかむら

　高塚村は，江戸幕府成立時は幕府領であった。しかし，元和9（1623）年，旗本戸田次郎九郎領（村高252石）となった。渥美郡高塚村の村高は，「三河国村々高附」（寛永期）に252石余，「旧高旧領取調帳」（明治元年）に戸田次郎九郎知行336石余とある。明治5（1872）年の家数は86，人数は476であった。産土神(うぶすながみ)に菟頭(うかしら)神社があり，寺院に曹洞宗正竜庵があった。しかし，全村神道に改宗したため廃寺となった。明治11（1878）年に，高塚村・西伊古部村・東伊古部村・赤沢村・万場新田・城下村が合併して豊南(となみ)村となった。明治17（1884）年に高塚村・伊古部(いこべ)村・赤沢村・豊南村となった。昭和30（1955）年，豊橋市高塚町となった。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。

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