いいの・はくざん（1717～95）

　飯野柏山は，享保2（1717）年3月9日，吉田（豊橋）藩士飯野重俊の末子として吉田に生まれた。享保14（1729）年藩主の浜松移封に従って浜松に移り，太宰春台に師事して古文辞学を学んだ。さらに三浦竹渓を師とした。寛延2（1749）年藩主の吉田移封により吉田に戻り，宝暦2（1752）年吉田藩校時習館が創設され，初代文学教授となった。「吏隠草堂集」を著したが，虚名に踊ることをよしとせず，あえて出版しなかった。寛政7（1795）年7月22日，没した。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。

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