すずめいそめしんじ
雀射初神事は,豊橋市日色野町の菱木野天神社と宝飯郡小坂井町の若宮八幡社に伝わる祭礼神事である。雀12羽を捕獲する所作が「雀射初神事」の由来である。祭礼の朝,浜下神事(水垢離(みずごり)で体を清める)を終えた神官と氏子総代が菱木野天神社に出向き,祝詞を奏上して境内の松の大木に2本の矢を射る。
宝飯郡小坂井町の若宮八幡社でも同様な神事が行われ,雀12羽を神前に供えて一連の儀式は終わる。菟足(うたり)神社の近くにある「こだが橋」「走り帯」などの地名は古代の生贄(いけにえ)祭りの伝承を現在に伝えている。
宝飯郡小坂井町に祭祀される菟足神社の祭礼は「風祭り」と呼ばれ,古代の祭礼は「生贄祭り」であったと伝承されている。平安中期(985~987)朝臣四位大江定基が三河国司として着任した。大江定基は,菟足神社の祭礼日,神社前の東海道を通行する朝一番の人の首を討って神前に奉納したり,キジやイノシシを生きたまま贄として神前に供える残酷な風習を改めさせた。雀12羽を供えて生贄の代わりとしたとのことである。
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豊橋市議の長坂です。
豊橋のことをお調べくださり、ありがとうございます。
このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/14682.htm
では!
雀射初神事は,豊橋市日色野町の菱木野天神社と宝飯郡小坂井町の若宮八幡社に伝わる祭礼神事である。雀12羽を捕獲する所作が「雀射初神事」の由来である。祭礼の朝,浜下神事(水垢離(みずごり)で体を清める)を終えた神官と氏子総代が菱木野天神社に出向き,祝詞を奏上して境内の松の大木に2本の矢を射る。
宝飯郡小坂井町の若宮八幡社でも同様な神事が行われ,雀12羽を神前に供えて一連の儀式は終わる。菟足(うたり)神社の近くにある「こだが橋」「走り帯」などの地名は古代の生贄(いけにえ)祭りの伝承を現在に伝えている。
宝飯郡小坂井町に祭祀される菟足神社の祭礼は「風祭り」と呼ばれ,古代の祭礼は「生贄祭り」であったと伝承されている。平安中期(985~987)朝臣四位大江定基が三河国司として着任した。大江定基は,菟足神社の祭礼日,神社前の東海道を通行する朝一番の人の首を討って神前に奉納したり,キジやイノシシを生きたまま贄として神前に供える残酷な風習を改めさせた。雀12羽を供えて生贄の代わりとしたとのことである。
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