きんこうじ

　宝林山金光寺（浄土宗）の創立は，天文8（1539）年であり，開山は実誉善故上人，本尊は阿弥陀如来像である。順誉源可上人のころ，延宝（1673～81）から安永（1772～81）年間にわたり，千躰仏を祀っていた。「三州吉田領神社仏閣記」（元禄6年）に，羽田村「浄土宗，金光寺，吉田悟真寺末寺，平僧，客殿五間ニ弐間，境内東西十四間・南北」とある。

　明治8（1875）年廃寺となる。昭和のはじめ願海良信尼が再興を発願，篤信家の協力を得て，昭和8（1933）年伊勢（三重県）松之庵の寺号を譲り受け，同13（38）年本堂を建立，寺名を旧来の宝林山金光寺とした。昭和58（1983）年位牌(いはい)堂，平成16（2004）年庫裏(くり)を新築した。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。

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