さとやま

 里山は,一般的には人が住む場所(里)に近接した山間部といえる。その地形は丘陵性で,植生としてはコナラ林を中心としてアカマツ林,シイ萌芽林,スギ・ヒノキ植林などからできている。そこは人の生活に利用される場所で,常に手が加わった状態で維持されてきたものと考えられる。現在では,これらの林に人手が加わらなくなり,林の状態が変化してきたことが問題視されている。豊橋市の里山面積は,愛知県の「300m以下の2次林・雑木林でおおむね100ha以上のまとまり」という基準による統計では865haという。この数字は近隣の市町,同規模の市町との比較では大きな数字ではない。これは豊橋市が平野部を中心にできていることを意味する。

 豊橋の里山は東部丘陵(弓張山系)の麓を中心に分布し,そこは主に南部のコナラ林と北部のスギ・ヒノキ植林からできている。このコナラ林は,アカマツ林のマツが枯れ,その結果アカマツ林から変化して生じたものとされる。

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豊橋市議の長坂です。
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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
苦節5年半「豊橋百科事典」とうとうオープンデータ化! - 愛知豊橋市長坂なおと のblog
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