あかいわむら

 赤岩の地名は,岩石が赤く見えるためといわれる。八名郡赤岩村の村高は,「三河国村々高附」(寛永期)に18石余,「旧高旧領取調帳」(明治元年)に豊橋藩領分25石余,赤岩寺(せきがんじ)領50石とある。「吉田領戸数調」(安政5年)によれば,家数3,人数12であった。「三河国二葉松」(元文5年)に,「寺領五十石真言宗古義,開基中興杲隣(こうりん)上人,本寺紀州高野山平等院,院号正法院赤岩山法言寺」とある。赤岩寺は,赤岩山法言寺を赤岩山赤岩寺と誤り記されたもので,神亀3(726)年,行基が開創,杲隣が再興改宗して12坊を擁したという。初代三河守護安達盛長造営の三河七御堂の一つという。明治11(1878)年,赤岩村は多米(ため)村に合併した。昭和7(1932)年,豊橋市多米町となった。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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