とよはしけん

　豊橋県は，明治4（1871）年7月，廃藩置県により豊橋藩が改組され，豊橋藩知事大河内信古(のぶひさ)はその職を免ぜられて東京へ移住した。豊橋県令（県知事）は任命されず，当分の間は大参事以下旧藩の役人が県行政を引き継いだ。大参事には和田稲城，権大参事に倉垣粂人・松井譲，少参事は遊佐長・遊佐応・杉本良貴・五味高徳が務めた。

　廃藩置県では，旧藩がそのまま県となったので全国で3府302県，一県あたりの石高は数万石で，これからの近代化政策を考えた時，県財政の基盤は余りにも弱体であった。そこで政府は明治4（1871）年11月，1府県の規模を30～40万石程度として府県の統廃合を行い，3府72県に再編し，あわせて府知事・県令を任命した。豊橋県など三河国10県が額田県となったのもこの時であった。

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豊橋市議の長坂です。
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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。

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