とよはしだんきゅうめん

 豊橋段丘面は,豊川(とよがわ)左岸の下流部に,更新世(およそ170万年前~1万年前)に形成された礫(れき)層と砂層からなる複数の段丘面のうち,最も下位にある段丘面をいう。この下位段丘上に永正2(1505)年,今橋(豊橋)城が築かれて城下町が形成され,豊橋市街地として発展した。

 豊橋段丘面に相対する豊川右岸の段丘面は小坂井・豊川台地である。この左右両岸の段丘面の間に形成されたのが豊川下流沖積低地で,ここはかつては入海であった。豊橋段丘面より上位の段丘面・台地は,北部の石巻から牛川・東田(あずまだ)・向山・高師原・天伯原と続き,さらに,豊橋市杉山町に至る間に広く展開している。そこには朝倉川・柳生川・梅田川・紙田川などの河川が侵食谷を削り,いくつかのブロックに分けられている。これらの上位段丘面は市街化され,文教地区になったところもある。また,かつて陸軍演習場であったところは,第2次世界大戦後に開拓されたりした。

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豊橋市議の長坂です。
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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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