とよはししか

 豊橋市制実施5周年祝賀の歌(明治44年8月1日)

1  今橋城は昔にて

  吉田の里も夢なれや

  名を豊橋とよびてより

  四十余年は過ぎにけり

2  市制布かれて五星霜

  戸数一万五千あり

  人口五万の余を数ふ

  県下第二の大都会

3  十五師団を迎へては

  市運いよいよ栄え来て

  西に東に開けゆく

  大路の数の果て知らず

4  白帆かかげて上り来る

  大船繁き豊川や

  豊川線と官線と

  並びて走る汽車の窓

5  見よや人々商工の

  いや栄えゆくこのまちを

  祝へ人々繁盛の

  末限なきこの市を

 

 豊橋市制施行20周年祝賀式の祝歌(大正15年10月)

1  今橋吉田の昔より

  源遠き豊川の

  清き流れに影映る

  我が豊橋ぞ美(うる)はしき

2  水陸両(ふた)つの利を占めて

  商工業も弥栄え

  生気衢(ちまた)に漲(みなぎ)れる

  我が豊橋ぞ賑(にぎ)はしき

3  市制布かれて二十年

  進歩の蹟を温(たず)ねつつ

  鋭意市運を開き行く

  八万市民ぞ勇ましき

4  高き理想の計画に

  文化の都市と称ふべき

  大豊橋は生まれなん

  市の将来ぞ頼もしき

  祝へや今日の記念日を

  とよはし万歳万々歳

 

 豊橋市歌(昭和7年9月1日)

1  饒(ゆたか)に穣(みの)る東海の

  東三河を汪洋(おうよう)と

  流れ尽きせぬ豊川に

  臨みて栄ゆる豊橋市

  今橋吉田の跡承けて

  今新興の意気昂(たか)し

2  常盤の杜(もり)の朝風に

  靡く十八聯隊旗

  高師が原の駒の並

  国家を鎮護の衛戍(えいじゅ)あり

  皇祖神武の銅像に

  金鵄(きんし)輝く七方里

3  潮花咲く渥美湾

  海産物も尽くるなし

  生糸,玉糸,製材や

  農工商の数々に

  国の財を富ましつつ

  進む我等が産業市

4  ちぎりの旗に団欒(まどい)して

  正義に仁慈織りなしつ

  平和の鐘の鳴る所

  これぞ未来の理想都市

  大豊橋の曙よ

  希望の光燦然(さんぜん)と

 

 合併祝賀式祝賀の歌(昭和30年3月1日)

1  ここ東海のただ中に

  古き姿の吉田城

  清き流れの豊川や

  みなもと遠き豊橋市

2  三河の国のかなめにて

  国の鎮めや生糸のまち

  吉田の宿の昔より

  つとめはたせし豊橋市

3  石巻山に見おろせば

  波静かなる渥美湾

  黒潮おどる太平洋

  これぞ伸びゆく豊橋市

4  高師の原にそびえ立つ

  岩屋観音仰ぎつつ

  清き姿に気をすます

  これぞ我等の豊橋市

5  ちぎりのもとに二十万

  友情固く結ばれて

  大豊橋の躍進ぞ

  希望かがやく豊橋市

 

 豊橋市歌(辰巳利郎作詩・丸山薫補・古関裕而作曲 昭和31年10月)

1  太平洋の 潮騒を

  希望の歌と 聴くところ

  脈打つ若さ はつらつと

  伸びゆく力 たくましき

  見よ躍進の 産業都

  豊橋われら いざ挙(こぞ)れ

2  山なみ青き 三河野に

  みのりは夢を 呼ぶほとり

  装いここに 新しく

  七彩(なないろ)虹も かがやける

  見よ繁栄の 商業都

  豊橋われら いざ誇れ

3  ゆたけき流れ 豊川に

  いにしえしのぶ 吉田城

  歴史の絵巻 花に映え

  文化と競う 美しき

  見よあこがれの 観光都

  豊橋われら いざ興せ

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豊橋市議の長坂です。
豊橋のことをお調べくださり、ありがとうございます。

このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
苦節5年半「豊橋百科事典」とうとうオープンデータ化! - 愛知豊橋市長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/210125.html 
豊橋百科事典については、下記の豊橋市サイトからもご覧いただけます。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/14682.htm 

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