せいざい

 製材は,伐採した杉や桧などの原木を,角材や板などに加工することである。豊橋の製材業は,その背後に豊川(とよがわ)・矢作(やはぎ)川・天竜川水系の豊かな山林地帯をもっているため,古くから盛んであった。とりわけ豊川は,鉄道やトラック輸送の前は,その流れを利用して原木運搬に大きな役割を果たした。豊川の河口域では,筏場(いかだば)の下地や北島地区に大小の製材所が発達した。明治33(1900)年に飯田線の前身である豊川鉄道が開通しても,奥三河から筏に組まれ,川下しによる搬送が行われた。

 昭和4(1929)年に田口鉄道(鳳来寺口~田口)が開通すると,鉄道輸送が増えた。愛知県外からも原木が搬送され,製品輸送に有利なことから,次第に豊川鉄道(飯田線)船町駅周辺に製材工場が多くなった。第2次世界大戦後の昭和20年代には,戦災による家屋焼失により木材需要も増大し,豊橋市内に447の製材所があった。昭和の後期から平成にかけては,住宅様式も洋風になったり,外国から価格の安い製品が輸入されるようになり,バブル崩壊は製材業にも大きな影響を与えた。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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