いくせいいん

 満田山育清院(曹洞宗)は,天正元(1573)年の創立で,開山は竜拈寺(りゅうねんじ)第6世雪雄宗継和尚(?~1591)と伝えられる。「三州吉田領神社仏閣記」(元禄6年)に,東植田村「満田山育清院,吉田竜拈寺末寺,平僧,客殿五間・三間」とある。明治8(1875)年から明治10(77)年まで植田学校が開設されていた。

 昭和20(1945)年6月の空襲により,伽藍(がらん)その他ことごとく焼失したが,昭和45(1970)年本堂,平成3(1991)年書院,同12(2000)年開山位牌(いはい)堂・客殿,同17(2005)年庫裏(くり)を再建した。旧来の本尊地蔵菩薩像は,戦災により焼失し,現在は釈迦如来像を本尊としている。平成12(2000)年,法地に転格した。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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