はごろものまつ
行明(ぎょうめい)(豊川市行明町)は,かつては星野の里と称された。昔,若者がこの付近の水辺を通りかかると芳香が漂ってきた。見上げると松の木に羽衣がかかっており,天女が水浴びをしていた。若者は羽衣を隠し家に持ち帰ってきた。その夜,美しい女が若者の家を訪ねてきて一緒に暮らすようになり,元気な男の子が生まれた。男の子の誕生日に,隠してあった羽衣を見せると,女はそれを身につけ,天女となって空に昇って行ってしまった。天女が残していった男の子は成長して弓の名人となり,星野勘左衛門行明と名乗り,この地を治めたといわれている。天女はわが子と別れる際に,人形とお茶の実を与え昇天した。このお茶の木は葉が片方ばかり出るので,「片葉の茶」と呼ばれ珍しがられたという。
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豊橋市議の長坂です。
豊橋のことをお調べくださり、ありがとうございます。
このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/14682.htm
では!
行明(ぎょうめい)(豊川市行明町)は,かつては星野の里と称された。昔,若者がこの付近の水辺を通りかかると芳香が漂ってきた。見上げると松の木に羽衣がかかっており,天女が水浴びをしていた。若者は羽衣を隠し家に持ち帰ってきた。その夜,美しい女が若者の家を訪ねてきて一緒に暮らすようになり,元気な男の子が生まれた。男の子の誕生日に,隠してあった羽衣を見せると,女はそれを身につけ,天女となって空に昇って行ってしまった。天女が残していった男の子は成長して弓の名人となり,星野勘左衛門行明と名乗り,この地を治めたといわれている。天女はわが子と別れる際に,人形とお茶の実を与え昇天した。このお茶の木は葉が片方ばかり出るので,「片葉の茶」と呼ばれ珍しがられたという。
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