よねやま9ごうよう

 米山9号窯は,豊橋市岩崎町米山に所在する9世紀後半ごろの平安時代の灰釉(かいゆう)陶器を生産した窯跡である。発掘調査されたことはないが,採集された遺物から二川古窯址(こようし)群の中では最も古い時期の窯跡の一つと考えられる。出土遺物は灰釉陶器の碗・皿・段皿,須恵器の無台坏・甕,窯道具の三又トチ・ツクなどである。米山9号窯は,近接する米山10号窯とともに出土した灰釉陶器や須恵器に猿投窯(さなげよう)(豊田市)の特徴が見られ,猿投窯からの技術移入によって始められた二川古窯址群の初期の様相を示している。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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