くだがゆしんじ

 石巻神社の管粥神事は,豊橋市石巻町石巻山の山上社で,例年旧正月(2月)14日,15日に行われるその年の農作物の豊凶を占う神事である。

 2月14日の夜,丑(うし)の刻(午前1時ごろ)神田で収穫された1升ほどの斎米(ときまい)を葦の茎(管)と一緒に,大きな鉄釜で煮て粥(かゆ)を作る。葦の茎(管)は,約10㎝ほどの長さに切り揃えられて18本用意される。18本の管には「小豆」「粟」「早稲」などの伝来の刻印が記されている。神主が祝詞を奏上した後,竈(かまど)に火打石で点火し,氏子総代が火の番に当たる。神主は,ころ合いを見て釜の中に18本の管を入れ,三又の榊で攪拌(かくはん)しながら秘伝の呪文を唱えながら粥を作る。

 粥ができ上がると,釜の中から管を取り出して,刻印に合わせて判定板の上に粥を管から突き出す。作物別の17本と作物全体を占う1本の総管の粥が並べられる。管の中に入っていた粥の多少,形状,光沢などにより神主が「大吉」「吉」「中」「下」の4段階の判定を下す。粥は,拝殿に並べられて展示される。その判定結果は木版で印刷されて参詣者に配られる。

- -
豊橋市議の長坂です。
豊橋のことをお調べくださり、ありがとうございます。

このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
苦節5年半「豊橋百科事典」とうとうオープンデータ化! - 愛知豊橋市長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/210125.html 
豊橋百科事典については、下記の豊橋市サイトからもご覧いただけます。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/14682.htm 

では!