はくじゃのまつ

 昔,八町(豊橋市八町通)の武家屋敷で働いていた娘が主人に切り殺されてしまった。娘は「七代たたってやる」といい残して息絶えた。やがて,屋敷にあった松の大木に白蛇が住みつくようになり,主人は若死にした。その後,白蛇は茶坊主に姿を変え,この松に現れるようになり災いが続いた。この屋敷に医者の一家が住んだ時,夜中,その家の子どもが便所に行く途中,松の木を見ると,枝に茶坊主の姿が見えた。茶坊主はニヤリと笑うと子どもに飛びかかってきた。子どもは高熱を出し死んでしまった。子どものうわごとから事態を知った父親が,松の木を見張っていたが,夜中,茶坊主が現われ,それを見た父親も熱病で死んでしまい,この屋敷には住む人がいなくなってしまったという。

- -
豊橋市議の長坂です。
豊橋のことをお調べくださり、ありがとうございます。

このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
苦節5年半「豊橋百科事典」とうとうオープンデータ化! - 愛知豊橋市長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/210125.html 
豊橋百科事典については、下記の豊橋市サイトからもご覧いただけます。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/14682.htm 

では!