ずいりゅうじ

 祥雲山瑞竜寺(臨済宗妙心寺派)の創立は,天正2(1574)年,開山は,空谷和尚(天正2年12月11日示寂(じじゃく))で,開基は五井村(豊橋市下条西町)の高柳孫兵衛である。「三州吉田領神社仏閣記」(元禄6年)に,五井村「祥雲山瑞竜寺,嵩山正宗寺末寺,平僧,客殿六間・四間半」とある。本尊は,延命地蔵菩薩像であるが,詳細は判明しない。大正初期11世暁天和尚のとき大洪水に見舞われ水没したが,再興した。昭和19(1944)年12月の東南海地震で山門が倒れ,堂宇(どうう)は大破した。昭和51(1976)年,本堂内の荘厳を一新し,庫裏(くり)を修復した。平成2(1990)年,観音堂を修復した。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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