げんちょういん

 夷嵩山玄超院(曹洞宗)の創立は,天文12(1543)年,開山は満光寺4世融山玄祝和尚,開基は山本右衛門大夫(後に山口加治馬と改名)である。山号と寺号は開基の法名「夷嵩玄超居士」から名づけられた。「三州吉田領神社仏閣記」(元禄6年)に,下五井村「禅宗夷嵩山玄超院,右満光寺末寺,平僧,客殿四間半・弐間」とある。

 本尊釈迦如来像については知るところはないが,左側に祀ってある庚申(こうしん)尊(青面金剛童子)は今川義元の信仰持念したもので,永禄3(1560)年今川義元戦死の後,開基の子孫である山口忠太夫から当寺に寄進されたものと伝えられている。境内には庚申道の石標,門前には石造りの猿一対,本堂には三猿が飾られ,庚申法要は現在も毎年1月に修行されている。昭和62(1987)年本堂の屋根葺(ふ)き替えと庫裏(くり)の新築をした。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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