あつみはんとう

 渥美半島は,豊橋市の南部から西の方向へ約40㎞延びて伊良湖岬に至っている。半島の骨格は,中央構造線と平行に東西方向に走る中古生層の岩塊で,南側(太平洋側)が隆起し,北側(三河湾側)にゆるく傾斜している。そのため,太平洋岸は標高約60mの海食崖となって直線状の海浜を形成している。このうち,豊橋市域の海岸線の延長は約13.4㎞である。この海岸線は,台風や高潮のたびに浸食され,海岸線は後退している。

 かつては,豊橋市高塚町などにサンドスキーができる砂丘があったが,砂の供給が減り,海崖に急斜面を形成していた砂丘はほとんど見当たらなくなった。砂浜には,浸食を防ぐためにテトラポットを並べているところもある。夏期にはアカウミガメの産卵がみられる貴重な場所もある。一方,三河湾岸は漂砂の堆積がはげしく,埋め立てや干拓で陸地が造成され,工場地帯や水田地帯となっている。中央部は,高師原・天伯原と呼ばれる洪積台地で平坦面が広がり,地下水位は20~30mの深さの乏水性の台地である。第2次世界大戦終戦までは,旧陸軍の演習場であった。しかし,戦後は,入植者によって開拓された。そして,豊川(とよがわ)用水の通水により,キャベツ・白菜・ブロッコリーなどの野菜や施設園芸のミニトマト・大葉(アオジソ)などの生産が多い。旧陸軍飛行場(大清水)を中心に,学園地域・住宅地域が開発され,都市化が進んだ地域もある。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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