なみのうえふるやしき

 浪ノ上古屋敷は,浪之上戸田氏の城館である。浪之上戸田氏は,天文16(1547)年田原の戸田氏滅亡後,今川氏に取り立てられ仁連木(にれんぎ)に入った実光,重光(東三河17騎の一人戸田惣兵衛)と続く系統をいう。城址(じょうし)は特定できないが正円寺(豊橋市牛川町)とその周辺とされる。

 正円寺に隣接する牛川育英幼稚園の南側には土塁の痕跡かと思われるわずかな高まりを確認できるが,これが浪ノ上古屋敷の遺構であるかは定かではない。また,寺の周囲にも堀,土塁が見られるが古屋敷に関するものか,寺に関するものか明らかではない。規模や時期なども不明である。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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