よこた・しょうしん（1925～2002）

　横田正臣は，大正14（1925）年１月19日，海部郡七宝村役場に勤務していた横田常三の2男に生まれた。昭和7（1932）年，父の死去により豊橋市牟呂町に帰郷し，牟呂尋常高等小学校を卒業し，日本冷蔵に勤めた。18歳の時，逓信省興亜通信工学院を修了，華中電信に赴任した。第2次世界大戦後は豊橋で電気店・スーパー購売会を経営したが，昭和45（1970）年，廃業した。東南アジアに旅行した際，ラオスで購入した焼き物に魅せられ，東南アジアの美術品収集を始めた。

　昭和52（1977）年，廃校となった南設楽郡鳳来町立阿寺小学校の校舎を借り受け「南方民俗資料館」を開館した。昭和58（1983）年には，豊川市の豊川地城文化広場に移転した。昭和63（1988）年に，南設楽郡作手村に「ヨコタ博物館」を開館した。平成14（2002）年9月29日，没した。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。

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