もり・ぼうひつ(1888~1952)

 森夢筆,本名彦一は,明治21(1888)年12月11日,西加茂郡猿投町(豊田市)に生まれた。明治44(1911)年,早稲田大学を卒業し,愛知県第四中学校に奉職したが,大正6(1917)年退職した。以後,渥美電鉄・中部電力・中央水力などに勤務した。大正13(1924)年春,白井明水・若杉矛村・下村快雨と,第1回の句会を若杉矛村の家で開いた。「一鷹会」と命名した。昭和25(1950)年,豊橋市花園町浄円寺境内に,中学校の教え子たちが「一人歩けば さすらひの想ひ 秋の風」の句碑を建立。昭和27(1952)年12月6日,没した。著書に,「夢筆句集」「句集漂泊」がある。

 森可津女は,明治26(1893)年8月2日,西加茂郡猿投町(豊田市)に生まれ,森彦一と結婚するが,一子幹郎は昭和19(1944)年戦死した。昭和34(1959)年12月,森夢筆の7回忌に浄円寺に「果てしなき 銀河の流れ 吾子おもふ」の句碑が建立された。著書に,「句集銀河」がある。昭和56(1981)年,没した。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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