りんこうじ

　大円山林広寺（曹洞宗）の創立は，慶長3（1598）年，本尊は観音菩薩像，開基は下条（豊橋市下条西町〔五井〕）の郷士白井麦右衛門の支流白井治郎兵衛である。「三州吉田領神社仏閣記」（元禄6年）に，柴屋村「大円山林広寺，豊川妙厳寺末寺，平僧，客殿六間・三間」とある。本尊観世音像については不詳であるが，本堂には十六羅漢，十王尊，蚕霊莫天が祀られ，境内には弁天堂・秋葉堂がある。林広寺は豊橋市大村町〔柴屋〕にあり，連歌師柴屋宗長の住居地と伝えている。林広寺は法地格であったが法地に転格した。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。

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