ほんこうじ

 常霊山本興寺(法華宗)の創立は,明らかではないが,もとは真言宗寺院であったのを永徳3(1383)年,日乗上人が法華宗に改めたと伝えられる。本尊は,十界大曼荼羅である。江戸時代は,63石の朱印を受け,葵紋の使用を許され,10万石の格式を与えられた。間口,奥行とも五間四方,寄棟造り,茅葺(かやぶ)きの「本興寺本堂」は,室町時代の特色を残しており,明治40(1907)年5月,特別保護建造物に指定され,昭和25(1950)年国の重要文化財に指定された。

 本興寺の発展に寄与したのは徳川家康や吉田(豊橋)藩主久世家などで,伽藍(がらん)の修復を行っている。総門は,吉田城の城門を移築したと伝えられている。宝物も多く残されているが,平安後期の「紺紙金字法華経」18巻と鎌倉時代の「絹本着色法華経曼荼羅図」は国の重要文化財に指定されている。また,大書院の壁画と襖絵(ふすまえ)が谷文晁(たにぶんちょう)の筆になるところから「文晁寺」の名もある。本興寺は豊橋の法華寺,乗運寺の本寺であった。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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