じうんじ

 万竜山慈雲寺(臨済宗妙心寺派)の創立は不明。明治2(1869)年の記録によると,康暦2(1380)年,衰退していた慈雲寺を再興して臨済宗に改めていたことがわかるので,鎌倉末期から室町初期の創立と推察される。康暦2(1380)年に嵩山(すせ)正宗寺の虚庵和尚を勧請して中興開山とし,正宗寺末陽徳派に属した。

 「三州吉田領神社仏閣記」(元禄6年)に高井村「禅宗,万竜山慈雲寺,嵩山正宗寺末寺,平僧,客殿五間・三間半,寺領弐石目,伊奈備前守様御証文有之」とあり,「三河国二葉松」(元文5年)には「高井村,黒印二石,禅宗関山派,本寺嵩山村正宗寺,万竜山慈雲庵」とある。

 本尊は地蔵菩薩像である。伽藍(がらん)の変遷も不明である。しかし,文化6(1809)年大風で堂宇(どうう)が倒壊し,正宗寺の建物一部を移築して本堂と庫裏(くり)を建てた。明治29(1896)年本堂を新築,翌30(97)年庫裏を新築した。江戸時代黒印2石を受けたが,内1石を隣寺の長谷寺に分配していた。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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