すざんじ

 少林山嵩山寺(臨済宗妙心寺派)の創立は,養老2(718)年とされる。寛文7(1667)年文律和尚が吉田(豊橋)奉行所へ宛てた書上(嵩山寺蔵)によると,開創以来600年余は不明なるも,寺伝によれば,建武元(1334)年夢窓国師が当地に来訪した際,現在地(豊橋市野依町中瀬古)より南方の寸沢の地に荒廃していた嵩山寺を移転再興し,開山となり臨済宗に改めたとある。後に,国師が天竜寺を創建した縁で天竜寺派となった。さらに天文18(1549)年ごろ,駿府臨済寺雪斎長老の影響で妙心寺派に転じたとされる。本尊は古仏の阿弥陀如来坐像であるが由来は不明である。

 「三州吉田領神社仏閣記」(元禄6年)に,野依村「禅宗,小林山嵩山寺,小松原東観音寺末寺,平僧,客殿六間・四間,寺領三石目,伊奈備前守様御証文有之」とある。「三河国二葉松」(元文5年)に,「野依村,黒印三石,禅宗関山派,本寺小松原村東観音寺,少林山嵩山寺」とある。現本堂は明治13(1880)年旧海月院本堂を移築したもので,昭和10(1935)年改修と位牌(いはい)堂などの増築を行った。

 江戸時代末天保年間,夢山和尚は寺子屋を開設し,明治6(1873)年まで継続した。明治7(1874)年,野依(のより)学校が嵩山寺に移されて新校舎が建つまで続いた。平成14(2002)年位牌堂・書院を増改築した。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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