やまもと・さんたろう（1837～97）

　山本三太郎は，天保8（1837）年8月18日，宝飯郡前芝村（豊橋市前芝町）の加藤六蔵正柔の2男に生まれた。宝飯郡下地村（豊橋市下地町）の製油業・山本家の養嗣子となる。文学を大田晴軒，武術を寺尾大之進に学んだ。明治13（1880）年から同27（94）年，愛知県会議員，同27（94）年，衆議院議員に当選した。この間，明治14（1881）年，荒山予防のため保荒社を設立，同27（94）年，宝飯郡銀行設立発起人となった。明治27（1894）年，豊橋米麦取引所を設立，初代理事長を務めた。明治30（1897）年2月2日，没した。明治32（1899）年，「故衆議院議員山本三太郎君碑」が宝飯郡御津町広石の新宮山に建立された。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。

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