やまのせいくらべ

 神代のこと,石巻山と本宮山が,自分の方が背が高いといい争い,二つの山が背比べをすることになった。山の神様が,石巻山と本宮山に樋(とい)をかけ,水を流したところ,水は勢いよく石巻山の方に流れ落ち,石巻山は背比べに負けてしまった。その時,流れ落ちてきた水の勢いで,石巻山の山頂部は土が削り落とされ,巨岩が現れたといわれている。この巨岩を雄岩・雌岩として陰陽信仰が続いている。また石巻山の背を高くするように石巻山に登る時,小石を一つ持って登り,頂上に置いてくるとか,小石を一つ持って登ると,山登りが楽にできるとか,山上社の鳥居,石灯籠(いしとうろう)に小石を置き,祈願をすると御利益(ごりやく)があるなどといわれている。

- -
豊橋市議の長坂です。
豊橋のことをお調べくださり、ありがとうございます。

このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
苦節5年半「豊橋百科事典」とうとうオープンデータ化! - 愛知豊橋市長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/210125.html 
豊橋百科事典については、下記の豊橋市サイトからもご覧いただけます。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/14682.htm 

では!