こいわい・じょう(1897~1959)

 小岩井浄は,明治30(1897)年6月9日,長野県東筑摩郡島立(しまだち)村(松本市)の小岩井宗十の長男として生まれた。大正11(1922)年,東京帝国大学を卒業後弁護士となった。昭和3(1928)年,翌4(29)年に起きた,3・15事件,4・16事件の検挙者の弁護活動に没頭した。昭和4(1929)年大阪市会議員,同6(31)年大阪府会議員に当選した。その後,文筆生活・検挙を繰り返す中で労農運動との接触を断った。昭和15(1940)年上海経済研究所副所長,同17(42)年東亜同文書院大学講師,教授。昭和20(1945)年,第2次世界大戦終戦を迎えて帰国した。昭和21(1946)年,東亜同文書院大学・京城帝国大学・台北帝国大学の教授や学生らとともに旧制愛知大学を創立した。法経学部教授として教壇に立ち,昭和30(1955)年愛知大学第3代学長に就任した。昭和34(1959)年2月19日,没した。

- -
豊橋市議の長坂です。
豊橋のことをお調べくださり、ありがとうございます。

このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
苦節5年半「豊橋百科事典」とうとうオープンデータ化! - 愛知豊橋市長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/210125.html 
豊橋百科事典については、下記の豊橋市サイトからもご覧いただけます。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/14682.htm 

では!