おおさわ・けんじ(1852~1927)

 大沢謙二は,嘉永5(1852)年7月3日,宝飯郡当古村(豊川市)の神主大林美濃の4男として生まれた。文久2(1862)年,吉田(豊橋)藩医大沢玄竜(4代)の養嗣子となった。慶応2(1866)年江戸に出て,幕府の西洋医学所に学び,明治2(1869)年句読師に任命され,翌3(70)年ドイツ留学を命ぜられた。明治7(1874)年帰国,大学東校(東京大学医学部)の2等教授に任ぜられた。明治11(1878)年私費でふたたびドイツに渡り,ストラスブルク大学でドクトル・メディチーネの学位を取得,同15(82)年帰国,東京大学医科大学教授(日本人教授第1号)となる。明治21(1888)年日本での医学博士第1号を授けられた。明治24(1891)年,東京大学医科大学長に任命された。著書に「通俗結婚新説」「生理学より見たる婦人の本分」「燈影虫語」がある。昭和2(1927)年1月10日,没した。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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