おおさわ・ひでお(1908~2002)

 大沢秀雄は,明治41(1908)年2月26日,渥美郡高豊村赤沢(豊橋市西赤沢町)の農家の5男に生まれた。小学校高等科を卒業して上京し,早稲田工手学校電気科で学んだ。卒業後,中島飛行機に入社し,ここで螺子(らし)と出会った。精度の高い螺子研削法の国産化を考えて,昭和11(1936)年28歳で独立して,大沢螺子研削所を立ち上げた。昭和12(1937)年大沢式ねじ研磨機第1号が完成し,愛知県宝飯郡一宮村に新工場を開設した。第2次世界大戦終戦後,新製品の開発に力を入れ,本社を東京から宝飯郡一宮町に移した。昭和28(1953)年大沢スクリューグライディングの頭文字をとりOSGという社名に変更し,販売部門を独立させた。豊川商工会議所会頭を昭和33(1958)年から同60(85)年の27年間務めた。平成14(2002)年4月13日,没した。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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