だいえんじ

 竜溪山大円寺(曹洞宗)の創立は,天文元(1532)年で,開山は如翁存貞和尚,開基は城下(豊橋市城下町)の旧家神藤源左衛門とされる。開山如翁は鎌倉建長寺系の僧とされ,当初は臨済宗であったが,竜門寺の白鳳紹天和尚の時,曹洞宗に改宗して末寺となった。はじめは,太平洋岸の畔田(くろだ)城のかたわらにあった。黒田家の位牌(いはい)も現存している。表浜の浸食によりたびかさなる移転を余儀なくされ,明和3(1766)年現在の地に移転した。本尊は如意輪観音坐像で,脇士の文殊・普賢両菩薩の坐像とともに大型厨子(ずし)に納められている。「三河国二葉松」(元文5年)に,「赤沢村,寺領三石,禅宗曹洞派,本寺田原竜門寺,大円寺」とある。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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