じしんたいさく

 大規模地震対策は,近い将来発生が予測される東海地震や東南海地震に対して豊橋市が推し進めている対策をいう。静岡県を中心とした東海地域でマグニチュード8クラスの巨大地震(東海地震)が発生することを予測して,昭和54(1979)年に6県167市町村が「東海地震対策強化地域」に指定された。愛知県では新城市だけが指定され,豊橋市はこの強化地域には指定されなかった。しかし,国の中央防災会議は,新しいデータを検討して想定震源域を西側に50㎞ほど広げ,平成14(2002)年4月に強化地域を8都県263市町村に拡大した。これにより豊橋市も「地震防災対策強化地域」に指定された。

 豊橋市では,地震災害から市民の生命と財産を守るため「豊橋市地域防災計画」に基づき,一般的な地震対策,耐震診断,地域防災コミュニティー・避難所・緊急輸送道路整備などを推し進め,災害に強い街づくりに努めている。豊橋市は全域が,想定される震度が6弱以上の範囲に入り,木造建築に大きな被害が生じる揺れがあり,地震発生から20分以内に太平洋岸では5~10m,三河湾岸では1~2mの津波が来襲すると想定されている。そのため周辺市町村と一体的な防災体制を確保する必要があり,市民一人ひとりに地震災害に対する正しい知識と,日ごろから地震に備えることによって被害を軽減することを目的に,「地震防災ガイドブック」(A4判25ページ 平成14年)を刊行して市民を啓発し,また,各機関と協力して防災体制を整えている。

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豊橋市議の長坂です。
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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
苦節5年半「豊橋百科事典」とうとうオープンデータ化! - 愛知豊橋市長坂なおと のblog
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