わだむら

　八名郡和田村の村高は，「三河国村々高附」（寛永期）に564石余，「旧高旧領取調帳」（明治元年）に豊橋藩領分554石余，椙本八幡社領3石，春興院領5石とある。「吉田領戸数調」（安政5年）によれば，家数96，人数404であった。「三州吉田領神社仏閣記」（元禄6年）に，和田村「八幡宮，禅宗石津山春光寺，同玉霊山竜泉寺」とある。「三河国二葉松」（元文5年）古城記に「和田村古城，古代和田民部住ス，後渡部久左衛門，永禄年中同息図書助浄，元亀元卒同息山城守茂」「八幡社領三石，神主久米彦左衛門」「寺領五石，禅宗曹洞派，渡部山城守先祖廟，本寺豊川村妙厳寺，石津山春興院」とある。明治11（1878）年，和田村・高井村・長楽村・神ヶ谷村は合併して玉川村となった。昭和30（1955）年，大字玉川・大字馬越は豊橋市石巻本町となった。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。

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