ふたがわとーちか

 二川トーチカと呼ばれるコンクリート構造物が,豊橋市大岩町北山にある。この構造物は,第2次世界大戦末期に本土防衛のために構築された大砲を据えるための砲台である。二川トーチカは,弓張山系の南端,山の南斜面標高約31mに立地している。

 この構造物は,全長約9m,高さ2.2~2.3mあり,北側に出入り口,南側に方形の窓があいている。この窓は砲門口である。窓の周囲が階段状になっているのは,敵の射弾がはね返り内部に入らないようにするためのものである。天井部には射撃時に排出される一酸化炭素を換気するための換気孔があいている。外面の大半には岩片が付着しており,正面上部の一部と内壁には型枠板の痕跡が付いている。下部には角礫がある。このことから山を方形に掘鑿し,基礎として角礫を敷いて型枠で囲った中にコンクリートを流し込んで構築したことがわかる。今では住宅地の中にあり,構造物の大半は露出しているが,本来は砲門口だけが山の斜面に出ていたと思われる。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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