なかお・さすけ(1916~93)

 中尾佐助は,大正5(1916)年8月12日,宝飯郡豊川町金屋(豊川市金屋町)に生まれた。豊橋中学校・第八高等学校・京都大学農学部を卒業し,大阪府立大学の教授を勤めた。専門は遺伝育種学,栽培植物学で,学術探検は中国・モンゴル・ブータン・ネパール・カラコルム・アフリカにおよんだ。この探検を通じて,栽培植物の起源とその伝播を実証的に研究し「照葉樹林文化」の概念を作り上げた。

 主な著書に「秘境ブータン」「栽培植物と農耕の起源」「ニジェールからナイルへ」「料理の起源」などがある。昭和35(1960)年にエッセイスト・クラブ賞,平成元(1989)年には秩父宮学術賞を受賞した。平成5(1993)年11月20日,没した。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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