みかわわんこくていこうえん

　豊橋市や蒲郡市など三河湾周辺と渥美半島，知多半島の外側海岸部を区域として，昭和33（1958）年4月に指定された。指定面積は9443ha。景観的には湾内の10数の島々，宮路山・遠望峰(とぼね)山など湾を見渡せる山および伊良湖(いらご)岬などの海岸があげられる。この自然の特徴としては海岸の海食崖や海岸部に残る常緑広葉樹林がある。この代表は，蒲郡の竹島や伊良湖の宮山原生林である。表浜海岸は，豊橋市高塚町から伊良湖岬までが指定地域で，豊橋市に属するのは太平洋岸の約8㎞である。ここは片浜13里と呼ばれる一部で，見事な海食崖が発達している。この崖の上にはまとまった常緑広葉樹林が発達しており，三河湾国定公園の代表的自然景観を備えている。砂浜には海浜植物が生え，アカウミガメの産卵地にもなっている。

　関連項目 - 海食崖 表浜の自然

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。

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