ゆり
ユリ科の仲間は,日本には15種知られている。葉は細い単子葉植物で,その地下茎は鱗(うろこ)状の集まりで,鱗茎(りんけい)と呼ばれる。花は美しいものが多く,観賞用に栽培されることも多い。
豊橋で自然の中に見られるユリの一つにササユリがある。これは丘陵地の林の下に生え,里山の植物といえる。葉がササに似ており,花は薄ピンク色で美しい。里山の荒廃に伴い減少傾向にある。
コオニユリは湿地に生えるユリで,花は橙色でそこに黒い点が散らばっている。オニユリの茎にはムカゴと呼ばれる生殖芽ができるが,コオニユリにはできない。このユリも湿地の減少とともに少なくなっている。
タカサゴユリは細い葉が密生し,花は白色である。生長がよい個体では,頂上部に多数の花をつける。台湾が起源の外来種と考えられ,街中でも見られる。その増加の原因の一つに地球温暖化が考えられている。
関連項目 - チゴユリ
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豊橋市議の長坂です。
豊橋のことをお調べくださり、ありがとうございます。
このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/14682.htm
では!
ユリ科の仲間は,日本には15種知られている。葉は細い単子葉植物で,その地下茎は鱗(うろこ)状の集まりで,鱗茎(りんけい)と呼ばれる。花は美しいものが多く,観賞用に栽培されることも多い。
豊橋で自然の中に見られるユリの一つにササユリがある。これは丘陵地の林の下に生え,里山の植物といえる。葉がササに似ており,花は薄ピンク色で美しい。里山の荒廃に伴い減少傾向にある。
コオニユリは湿地に生えるユリで,花は橙色でそこに黒い点が散らばっている。オニユリの茎にはムカゴと呼ばれる生殖芽ができるが,コオニユリにはできない。このユリも湿地の減少とともに少なくなっている。
タカサゴユリは細い葉が密生し,花は白色である。生長がよい個体では,頂上部に多数の花をつける。台湾が起源の外来種と考えられ,街中でも見られる。その増加の原因の一つに地球温暖化が考えられている。
関連項目 - チゴユリ
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