もみぐんらく

 山は高くなるに従って温度が低くなり,生える植物は異なってくる。愛知県では豊橋付近(低地帯)は通常シイ群落が成立する。段戸(だんど)山(北設楽(したら)郡設楽町)のように1000mを越える(山地帯)とブナ群落になる。700m付近にその境界があり,その付近を中間温帯と呼び,そこにモミ群落が見られる。豊橋市北部の中山峠付近には小規模ながらモミ群落が見られる。このような低い位置にこの群落が見られるのは珍しいことである。豊橋自然歩道(豊橋市石巻中山町)のモミは,平成17(2005)年「とよはしの巨木・名木100選」に選ばれた。モミは,マツ科の常緑高木で,ここでは樹高20mものモミが優占し,高木層にはコジイ・コナラ・アラカシが混生し,低木層にはアオキ・ヤブニッケイ・タブノキなどが見られる。

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豊橋市議の長坂です。
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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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