もうせんごけ

 モウセンゴケ(モウセンゴケ科)は,多年生草本で,葉は赤くて,車輪状に見え,その表面には腺毛があり粘液をだす。葉の長さは3㎝ほどである。花は夏に咲き,先が曲がった細い花茎を伸ばし,白色5弁の花を下から順につける。この仲間には,やや小形のトウカイモウセンゴケがある。この葉はしゃもじ状で,表面には同じような腺毛があり,花は薄赤色をしている。春から夏にかけて,湿原などの湿った日当たりのよい場所に葉を広げる。その様子が毛氈(もうせん)を敷いたように見え,植物体が小さいためこの名がある。表面の粘液で昆虫を捕らえ,栄養にする食虫植物の1種である。トウカイコモウセンゴケは周伊勢湾要素植物群の1種で,分布が限られた保護を必要とする種になっている。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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