むささび

 ムササビ(齧歯(げっし)目リス科)は,体長は約40㎝の哺乳類である。首から前後肢,さらに尾にかけて飛膜が発達しており,夜間飛膜を拡げて木から木へ滑空して移動する。昼間は樹の洞や人家の屋根裏で寝て,日没後に活動する。「ギュルギュルギュル・・・」という鳴き声で存在がわかる。主に,ヤマモモ・クスノキの葉・シイの実・ツバキの花などを食べる。普門寺(豊橋市雲谷(うのや)町)・正宗寺(嵩山(すせ)町)・大蔵神社(石巻萩平町)などの社寺林を中心に生息している。ムササビの巣は,スギなどの幹に直径約10㎝の穴があいているのでわかる。樹の洞を丈夫な歯で掘り広げて,中にスギ皮を巣材として運び込む。巣の近くの樹下には黒くて丸い糞(ふん)がみつかる。森林の伐採とともに減少傾向にある。

 なお,モモンガはムササビに似ているが,体長は約20㎝の小型で,豊橋には生息していない。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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