むくのき
ムクノキ(ニレ科)は,高さ20mに達する落葉高木で,葉には柄があり,5~6㎝の大きさで,元が広く先は細くなっており,縁には全体に鋸歯(きょし)(ぎざぎざ)がある。葉脈ははっきりしており,葉の表面はざらつく。このざらつきを生かして,ものを磨いたといわれる。若い個体の樹皮は灰赤色で滑らかである。しかし,古い個体では灰白色になり,長くはがれるようになる。この皮がはがれる様子から,皮をむくということで,ムクノキの名がある。果実は黒く熟し,その果肉は水分が多く甘い。ムクノキは河畔林の重要な要素で,エノキ・シロダモ・ヤブニッケイとともに林をつくり,ムクノキ・エノキ群落をつくっている。豊橋周辺では豊川(とよがわ)の岸に沿ってこの群落が見られる。豊橋公園(豊橋市今橋町)にもムクノキの大木が見られる。豊橋市花田町百北のムクノキ(幹周囲353㎝),湊町の神明社(豊橋市湊町)のムクノキ,豊橋市小向町のムクノキは,平成17(2005)年「とよはしの巨木・名木100選」に選ばれた。
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豊橋市議の長坂です。
豊橋のことをお調べくださり、ありがとうございます。
このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/14682.htm
では!
ムクノキ(ニレ科)は,高さ20mに達する落葉高木で,葉には柄があり,5~6㎝の大きさで,元が広く先は細くなっており,縁には全体に鋸歯(きょし)(ぎざぎざ)がある。葉脈ははっきりしており,葉の表面はざらつく。このざらつきを生かして,ものを磨いたといわれる。若い個体の樹皮は灰赤色で滑らかである。しかし,古い個体では灰白色になり,長くはがれるようになる。この皮がはがれる様子から,皮をむくということで,ムクノキの名がある。果実は黒く熟し,その果肉は水分が多く甘い。ムクノキは河畔林の重要な要素で,エノキ・シロダモ・ヤブニッケイとともに林をつくり,ムクノキ・エノキ群落をつくっている。豊橋周辺では豊川(とよがわ)の岸に沿ってこの群落が見られる。豊橋公園(豊橋市今橋町)にもムクノキの大木が見られる。豊橋市花田町百北のムクノキ(幹周囲353㎝),湊町の神明社(豊橋市湊町)のムクノキ,豊橋市小向町のムクノキは,平成17(2005)年「とよはしの巨木・名木100選」に選ばれた。
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