むかしやんま

 ムカシヤンマ(サナエトンボ科)は,黄色の地に黒の縞がある原始的な大型のトンボである。ムカシトンボとともに生きている化石と呼ばれ,原始的な特徴が多く見られることからこの名がついた。ムカシトンボとは異なって山間部には少なく,主に丘陵地から低山地にかけて生息する。幼虫は,ほかのトンボとは違って水中には生息せず,湿った土やコケの間にトンネルを掘ってすんでいる。この生活史はムカシヤンマだけに見られる特異な点である。ムカシヤンマの成虫は,ずんぐりとした体つきで,動作は鈍く,飛び方はゆっくりとしている。成虫は,5月下旬から7月にかけて出現し,「葦毛(いもう)湿原」(豊橋市岩崎町)などではその姿をよく見ることができる。

 関連項目 - オニヤンマ ギンヤンマ

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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