はまひさかき

 ハマヒサカキ(ツバキ科)は,常緑低木で,その名は海岸性のヒサカキの意味である。樹高は1~2mで,葉には光沢があり,中央がへこむ。葉は倒卵形で柄があり,枝に水平につく。花は白色の小さなもので,春先に枝の下に無数つける。花には都市ガス臭のような独特なにおいがあり,町中に植えたものでは住民がガス漏れと間違うことがある。豊橋では表浜海岸の海岸林の周辺に生え,風の影響を受けている。このため,木の形は枝や葉が片側に着いたような,風衝樹形(ふうしょうじゅけい)になっていることが多い。海岸という厳しい環境に生える性質を利用して,植物の生育環境としては劣悪な市街地で,街路樹や公園に植栽される。

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豊橋市議の長坂です。
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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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