はちのこぎせる

 ハチノコギセル(キセルガイ科)は,陸生巻貝で,殻径は5㎜前後,殻長18㎜前後の中型のキセルガイである。殻の巻数は10前後で左巻きである。殻の形はハチの子のように中央が太くなっているのが特徴で,この姿からハチノコギセルの名が付けられた。

 腐葉や果実,菌類,藻類などを食べる。活動は昼夜の別なく水分が多い雨上がりの後などに行われる。乾燥しているときは殻口に幕をつくり休眠する。冬の季節は冬眠する。

 昭和11(1936)年石巻山・嵩山(すせ)を模式産地として,黒田徳米により新種記載された。愛知県東部から静岡県西部に分布している。

 関連項目 - クビナガギセル

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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