ぬまがや

 ヌマガヤ(イネ科)は,湿原に生える多年生草本で,イネに似た細長い葉を多数つける。8月の末に穂を出し,花をつけ,秋に種ができる。大きなものでは高さは1mになる。寒冷地に多い植物で,湿原の典型的な群落であるヌマガヤ群落の優占種になっている。群落には,ヌマガヤとともにサワシロギク・ノギラン・ヒメシロネなどが一緒に生えている。湿原を彩るサギソウやヤマラッキョウもこの群落中に生える。「葦毛(いもう)湿原」(豊橋市岩崎町)では,多くをこの群落が占めている。この群落が増加するとシラタマホシクサ群落が減少する。また,イヌツゲ群落の増加によってヌマガヤの群落が減少している。このため,葦毛湿原の植生回復のためにヌマガヤ群落を除去し,シラタマホシクサ群落を増やし,イヌツゲ群落を除去し,ヌマガヤ群落を増やすことが行われている。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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